海外映画(アメリカン・スナイパー)作品情報/あらすじ/感想
今回紹介するのは海外映画の『アメリカン・スナイパー』です。
(作品情報)
- 監督 クリント・イーストウッド
- 脚本 ジェイソン・ホール
- 出演 ブラッドリー・クーパー
- 公開日 2015年02月21日
(あらすじ)
イラク戦争に4度従軍したクリス・カイルが著した自伝をもとにした物語。テキサス州に生まれ、厳格な父親から狩猟の技術を仕込まれながら育ったクリス・カイルは30才の時、アメリカ大使館爆破事件をきっかけに海軍シールズへ志願する。私生活でも恋人タヤと共に幸せな生活を送るカイルであったが、間もなくアメリカ同時多発テロが起こり、カイルにスナイパーとして戦地への派遣命令が下るのであった。
(感想)
戦争に行く度に心を病んでいくカイルの姿を生々しく描いた作品で、あまりの出来の素晴らしさに感情移入してしまう人にはおすすめできないと思った作品でした。
作品の中でのカイルは、戦場では「伝説」と呼ばれるほどの戦果をあげ表情豊かに仲間と会話するのですが、アメリカに戻ると、戦争が忘れられず居場所の無いよそよそしい人間になってしまう。そのギャップがとても生々しく、戦場に戻り仲間と普通に接するカイルを見ても心はすでに壊れてしまっていると感じさせられました(戦場にいるときだけ人間らしい時点で普通の精神ではなく見える)。4度目の派遣を最後に、役目をすべて果たしたカイルは退役 するのですが・・・。ラストは是非ご自身で確認してください。
是非一度ご覧ください。