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日本映画(神様はバリにいる)作品情報/あらすじ/感想

今回紹介するのは日本映画の『神様はバリにいる』です。

(作品情報)

  • 監督  李闘士男
  • 脚本  森ハヤシ
  • 出演  堤真一、尾野真千子
  • 公開日 2015年01月17日

 

(あらすじ)

クロイワ・ショウが執筆したエッセイ『出稼げば大富豪』に登場するバリ島に住む大富豪の「兄貴」こと丸尾孝俊がモデルの映画。婚活ビジネスで多額の借金を抱えた照川祥子(=尾野真千子)は、日本から逃げるようにバリへ行き、そこで「兄貴」(=堤真一)と出会う。変な風貌の「兄貴」がバリ島に住む大富豪と知った照川は、「兄貴」に成功の秘訣を伝授してもらおうとする・・。

 

 

(感想)

原案がハウツー本ということで、成功哲学的なものを中心にした映画かと思いきや、ストーリーがしっかりした笑いあり涙ありのほのぼのとした映画でした。「兄貴」のように成功者でありながら、こんな考え方で生きていける人は正直うらやましいと思える作品です。エッセイのほうも一度読んで見たいと思います。

 

見所① 堤真一の陽気なおじさん演技

私の中では「容疑者Xの献身」に登場する天才数学者の石神哲哉のイメージが強い堤真一ですが、この作品ではその性格とは真逆ともいえる「兄貴」を演じてます。作品自体も面白いですが、石神哲哉と「兄貴」を同一人物(=堤真一)が演じているというところに注目です。表情やしぐさの違いなどを気にしながら見ると、役者は凄いなぁと感じさせてくれます。

 

見所② 顧客の満足を引き出すのが成功の秘訣と言う考え方

作中で、婚活ビジネスに失敗した原因を外に求めた尾野真千子に対し、コミュニケーションが苦手な人に向けた婚活ビジネスなのに、一人一人と向き合わずパーティーの場を提供するだけって本当に顧客の満足につながるのか?(=コミュニケーションが苦手な人にとっては場だけ提供されても困る)と諭すシーンがありました。自己啓発/ハウツー本はあまり読まない私ですが、この考え方はなるほどと思いました。

 

 

是非一度ご覧ください。