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日本映画(水の旅人 侍KIDS)作品情報/あらすじ/感想

今回紹介するのは日本映画の『水の旅人 侍KIDS』です。

(作品情報)

  • 監督  大林宣彦
  • 脚本  末谷真澄
  • 出演  山崎努
  • 公開日 1993年07月01日

 

(あらすじ)

ある日、川辺で少年の悟が出会ったのは一寸法師のような身長の小さな侍、墨江少名彦(すみのえのすくなひこ)(=山崎努)だった。水源から海を目指し川を旅してると語る少名彦は弱った体の療養のため、悟の家に一時居候する。少名彦と触れ、彼から勇気や礼節、自然との向き合い方を学びながら悟は人として少しずつ成長していく。
 

 

(感想)

環境問題(水質汚染)、少年と小さな侍の師弟愛をテーマにした内容の作品でした。子供の時に映画館で見た作品で、あれから26、27年経ってます。凄くいいお話だったなぁという記憶から期待を込めて見ましたが、途中、わちゃわちゃっとした早送りシーンや、こんなシーンいる?と感じるシーンが所々あり期待したほどの作品では有りませんでした。ただ、見返してみて新しい発見が多々あり、同じ作品を何度も見返す私にとっては昔とは違う印象を持てた作品ということで満足の内容でした。これは、見返すまでの20数年間にほかの作品、映像表現を見てきたからだと思います。10年後見返したら、また違う感想を持つかもしれませんね。

 

見所① CGと多彩な映像表現

一緒に見る妻に「古い作品だけど僕らの七日間戦争ほど古くない」と事前に伝えましたが絵はだいぶ古い感じでした。その代わり、作品内の映像表現は多彩で、昨今の映画であれば100%CG化される部分を、この作品では何割かはCG、残りは昔ながらの映像表現といった具合で作られており、それが返って表現の多彩さを生み出してました。

見所② 子供に見せたい物語

少名彦の考え方や生き方に惹かれ、少名彦と悟の間に暗黙の師弟関係が築かれます。誰に強要されるわけでもなく、悟が自分の師を自分で見つけ、そして成長していく姿は見ていてとても気持ちよかったです。尊敬に値する人、この人に追いつきたい!と思わせる人との出会いは今でもありますが、子供にもそういう出会いや経験をして欲しいと言うところから、子供に見せたい物語であると感じました。

 

 

是非一度ご覧ください。