海外映画(インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア)作品情報/あらすじ/感想
今回紹介するのは海外映画の『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』です。
(作品情報)
- 監督 ニール・ジョーダン
- 脚本 アン・ライス
- 出演 トム・クルーズ、ブラッド・ピット
- 公開日 1994年12月10日
(あらすじ)
「私はヴァンパイアだ」
20世紀末、とある建物の一室でライターのマロイがインタビューしたのはヴァンパイアを名乗るルイ(=ブラッド・ピット)だった。ヴァンパイアに興味・あこがれを抱いたマロイはルイにヴァンパイアの魅力を語ってもらおうとするが、ルイはその愚かさ諭すように、自分がヴァンパイアになりこれまで歩んできた200年間について語りだす。
(感想)
昔一度だけ見た作品でトム・クルーズ主演ということまでは覚えてましたが、出演者を見るとブラッド・ピットも出演していてビックリ。どこで出てたのかな?と気になり見てみました。最初にびっくりしたのは物語の主人公のルイ役がブラッド・ピットでトム・クルーズはルイをヴァンパイアにしてしまうレスタト役(二番手の役どころ)でした。ルイ役がトム・クルーズだと思っていた私にとって、当時のトム・クルーズのネームバリューの凄さに驚きですが、それと同時に自分の記憶のあいまいさにも正直驚きました。
見所① 劇のような映画
古い映画なのでCGなんてもちろんありません。でも物語がしっかりしていて、まるで舞台劇を見ているように感じられる作品でした。物語の舞台は18世紀末のアメリカ、ヨーロッパ、現在のアメリカとなりますが、それぞれの時代を反映していて実際に行った事が無い私でもその情景が手にとるようにわかる作品でした。
見所② 人間らしさを捨てられず苦悩するルイ
ヴァンパイアとなったルイは生き血を求め人を襲うのですが、それでも人間らしさを捨てられず苦悩し安寧を求めもがく様がこの作品の一番の魅力だと言えます。人を襲うことに全くためらいの無いレスタトが常に近くにいることで、ルイの苦悩がよりわかりやすく表現され、また、物語全般を通してヴァンパイアの特異性がほとんど出てこなかったことで、人間目線でルイの苦悩を感じられる作品でした。感情的になると目が獣のものになるところなど細部までこだわりを感じさせる作品でした。
是非一度ご覧ください。