日本映画(ぼくらの七日間戦争)作品情報/あらすじ/感想
今回紹介するのは『ぼくらの七日間戦争』です。
(作品情報)
- 監督 菅原比呂志
- 脚本 前田順之介
- 出演者 宮沢りえ、佐野史郎
- 公開日 1988年08月13日
(あらすじ)
厳しい校則に縛られた青葉中学校から8人の男子生徒が授業ボイコット+家出をして廃工場で自由な生活を始める。そこに3人の女子生徒が加わり11人での廃工場生活を始めるが、それがばれて、やがて学校や機動隊を巻き込んだ大籠城戦が始まる。
(感想)
宗田理の小説(僕らのシリーズ)の1作品目です。誰もが一度は経験してるであろう少年時代の秘密基地への憧れ、学生時代の一人暮らしへの期待を思い出させるようなワクワク感が詰まった作品です。
見所① 壮大な秘密基地作り
廃工場に忍び込んでそこを自分たちの居心地の良い秘密基地に変えてしまう。誰もが一度は憧れ、実践したであろう自分達だけの居場所作りを、この作品では壮大なスケールで実現します。それを見ていると、昔、自分の作った秘密基地のことを思い出し懐かしい気持ちにさせてくれます。
ちなみに社宅暮らしだった子供の私は、社宅の友達と粗大ごみ置き場のすぐ近く(社宅の敷地の隅)にカーペットやソファを集めて屋根の無い秘密基地を作りました。今思えば、見つからない要素はまったく無く、当然ばれてこっぴどく叱られました。
見所② 祭りの終わりのようなラスト
作品の序盤から終盤にかけての盛り上がりが一瞬でかき消されてしまうようなラスト。『あぁ、終わってしまう・・』といった余韻もこの作品の魅力であり見所です!
是非一度ご覧ください。