日本ドラマ(君の手がささやいている)作品情報/あらすじ/感想
今回紹介するのは『君の手がささやいている』です。
(作品情報)
- 原作 軽部潤子
- 脚本 岡田惠和
- 出演者 武田真治、菅野美穂
- 公開日 1997年から2001年にかけて年1話(計5話)
(あらすじ)
聴覚障害を持つ武田美栄子(=菅野美穂)と野辺博文(=武田真治)が出会い、結婚し、子供を生み家庭を築いていくまでを追った物語。聴覚障害を持つ女性を妻にする、子供を生む、子供を育てるといった人生の岐路で周囲の反対を押しのけ、お互いの思いを確かめ合いながらさまざまな障害や苦難を乗り越えていく2人の姿を描いたドラマです。
(感想)
地デジ前の作品のため映像を古く感じて見る気を削がれるかもしれません。しかし内容は申し分ないと断言できる一押しの作品です。
見所① 野辺博文と武田美栄子の強い意志とお互いを思う心
結婚や出産に対する周囲の反対に悩みながらも2人でそれを乗り越えていく姿に「一度はこんな素敵な恋をしたい!」、「こんな風に誰かと支えあいながら生きていけたら幸せ!」と感じさせてくれるドラマです。
見所② 人生の追体験ができる(ドラマならではの長い物語)
映画では2時間に内容を詰め込まれてしまうようなものも、この作品では出会い、結婚、出産、子育てといった各テーマに十分な時間がとられています。2人の若いころから子供が育って年をとるところまで、2人が少しずつ年老いていくさまを、まるで人生を追体験するような形で見ることができる作品です。
見所③ 終わらない物語
この作品は2人の人生のある一部分を切り抜いたような素敵なドラマです。ドラマはそこで終わってしまいますが、ふたりの人生はこれからも続いていく。また、新しい問題や困難に直面するかもしれない。でも2人ならきっと乗り越えて行ってくれるだろう・・。すべての話を見終わったあとにそんな余韻に浸れる素敵な作品です。
まだ見たことない方は是非一度ご覧ください。