海外映画(ガタカ)作品情報/あらすじ/感想
今回紹介するのは『ガタカ』です。
(作品情報)
- 監督 アンドリュー・ニコル
- 脚本 アンドリュー・ニコル
- 出演者 イーサン・ホーク、ジュード・ロウ
- 公開日 1998年05月02日
(あらすじ)
遺伝子操作により優れた知能と体力を備えた「適正者」を人工的に産み出すことが出来る近未来。自然妊娠で生まれたヴィンセントは「不適正者」として夢も希望もない人生を歩まなければならなかった。そんな彼が、最後にたどり着いたのは、DNAを偽装して「適正者」として生きること。宇宙飛行士を夢みた「不適正者」ヴィンセントは「適正者」のジェローム・モローとして宇宙局「ガタカ」への入局をはたし、宇宙飛行士の夢を追うこととなる。
(感想)
見所① ヴィンセント
主役なので当然ですが、彼の生き様は夢を追う人間の理想そのもの!。生まれる前にその人の価値がすでに決まってしまう世の中で、実際に身体能力など自分が「適正者」に明らかに劣るのを知りながら、それでも自分の可能性を信じて宇宙飛行士の夢をかなえようと必死にもがくヴィンセントの姿はスゴイの一言です。
見所② ジェローム
ストーリーの進行とともに変化するジェロームの心境の変化がもうひとつの見所です。最初は利害関係だけの間柄であったヴィンセントを、一人の人間として認め手助けするようになるジェロームの変化は、彼もまた、人の価値は「適正者」かどうかでは決まらないと語っているようで胸が熱くなります。ラストで彼のとった行動の意味にも注目です。
是非一度ご覧ください。