日本映画(残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―)作品情報/あらすじ/感想
今回紹介するのは日本映画の『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』です。
(作品情報)
- 監督 中村義洋
- 脚本 鈴木謙一
- 出演 竹内結子、橋本愛
- 公開日 2016年01月30日
(あらすじ)
「私」(=竹内結子)は読者の恐怖体験の手紙を元に短編を連載している小説家。心霊現象については否定的。そんな「私」のもとへ部屋からサッ、サッと箒で掃くような奇妙な音がすると訴える手紙が届く。妙な既視感をおぼえた「私」は送り主である子大生の 久保さん(=橋本愛)と連絡を取り一緒に調査を開始する。しかしそれは、恐怖の連鎖の始まりであった・・。
(感想)
「十二国記」で有名な小野不由美さんが書いた小説が原作の映画です。小説は"この本をそばに置いておくだけで怖い"と定評があり、すでに原作を読んでいた妻から、蛇口(シンク?)に人が映るシーンが印象的で忘れられないほど怖い・・と感想を聞いて、怖がりだけどホラー映画好きな私は大きな期待を持って見てみました。
見所① これぞ和風ホラー
真綿で徐々に首を絞められるようにじわりじわりと恐怖が近づいてくる感じの作品でした。心霊現象に否定的な「私」による抑揚の無いナレーションと、淡々と話が進んでいくところが、ホラー映画独特の雰囲気を出してました。次の展開が予想しづらく、気を抜いた次の瞬間に幽霊が映りこむのでは!?と終止身構えさせられてしまう怖さがありました。
見所② 被害者の共通点
被害者の共通点は物語の最後で語られます。タイトルには”住んではいけない部屋”とありますが、これには調査に関わった「私」が含まれます。そしてこの作品を見る私たちも含まれます・・。見るか見ないかは自己責任です・・
是非一度ご覧ください。